コーチになるには?誰もがコーチになれる時代で差をつけるポイント

コーチになるには、
何から始めたら良いのでしょうか?

この記事を読んでいるあなたは
「コーチ」という職種に
興味を持っていることだと思います。

結論からお伝えすると、
「コーチ」になるためには
特別な資格は必要ありません。

そのため、
今すぐにでも「コーチ」を
名乗ることは可能です。

しかし、コーチを名乗ることと、

実際にクライアントに
大きな変化や気付きを得てもらうことが
できるコーチになることは、

イコールではありません。

そこには、
コーチとしての実力や
クライアントの需要に
応えられる幅の広さには

天と地ほどの大きな差があります。

この記事では、
まずはコーチになるための
基本的な流れに加えて、

他のコーチ達と差別化するために
必須となってくる
心理学的な視点についても
併せてご紹介していきます。

安藤 梨友(あんどう りとも) 著者:安藤 梨友(あんどう りとも)

男子新体操を4歳から22歳まで続け、現役中に全国大会で12回優勝した経験をもつ。

スポーツを通して、緊張と向き合い成功と失敗を繰り返しながら、克服するためには自身の過去の体験を振り返ることがヒントになることに気づいた。

スポーツと人間心理を知ることで得た、実践的な学びを広めようと執筆に臨む。

1.コーチになるには?役割や種類を解説

この章では、

  • そもそもコーチとはどういう職種なのか?
  • コーチにはどんな種類があるのか?

という、コーチに関する基本的なことについて、詳しく説明していきます。

1-1.コーチとは?

コーチとは、クライアントとの対話を通して、クライアントに気付きと変容を与え、クライアントと一緒に望ましい成果や結果を作り上げていく人を指します。

コーチの役割は、クライアントが達成したい目標や解決したい問題の答えが、クライアント自身の中に既に存在しているということに気が付くように手助けをすることです。

そのため、コーチ自身の専門的な知識や情報をクライアントへ提供するわけではないので、

コーチとしても実力を高めれば高めるほど、サポートをすることができるクライアントの幅も広がっていきます。

そして、冒頭でもお伝えした通り、コーチを名乗るために必須となる資格は存在しません。

「コーチ」とは、いわゆる民間資格のため、国がその地位を保証するわけではないのです。

このように、コーチと名乗ってしまえば、誰でもコーチになれる現代だからこそ、あなた自身の実力を高め、他のコーチ達と差別化をしていくことが求められていきます。

1-2.様々なコーチの形をご紹介

一言でコーチといっても、世の中には様々なコーチの形が存在しています。 本記事では、大きく4つの種類に分けて、それぞれのコーチを簡単にご紹介していきます。

ライフコーチ

クライアントの人生のあらゆる場面で、より良い状態を作っていく手助けをするためのコーチです。

そのため、クライアントの人間関係の構築や改善、ダイエットの継続など、扱うテーマは多岐に渡ります。

ビジネスコーチ

クライアントのビジネス能力の向上を支援するためのコーチです。

主にビジネスに関連する課題や問題をテーマとして扱い、ビジネス面の目標達成や問題解決を実現していきます。

エグゼクティブコーチ

会社経営に関わるあらゆる問題を解決する手助けをするためのコーチです。

経営者や企業そのものの成長、さらには従業員との関係構築など、扱うテーマが複雑であることが多いです。

スポーツコーチ

クライアントのスポーツに関するスキル向上や、メンタル面の課題を克服するためのコーチです。

本来コーチとは、原則として、「教える」ことは一切行わないのですが、

日本では、専門的なスポーツのスキルや技術を教える人もまとめて、「スポーツコーチ」と呼ばれることが多いです。

今回ご紹介した4つのコーチの他にも、様々なコーチの形が存在しています。
まさに、クライアントの数だけ、コーチの形が存在していると言えるでしょう。

あなたがコーチを目指すきっかけとして、少しでも参考になれば幸いです。

2.カウンセリング、ティーチング、コンサルティングとの違い

コーチに限らず、クライアントの望む成果や結果を作り出すためには、様々なアプローチがあります。

この章では、コーチが行うコーチングと混同する傾向がある、他の3つのアプローチについて、それぞれの違いを詳しく説明していきます。

2-1.カウンセリングとの違い

コーチングとカウンセリングは、クライアントの精神状態がプラスの領域にあるか、マイナスな領域にあるかという点が大きく異なります。

一般的にカウンセリングは、クライアントの精神状態がマイナスにある時に、0(フラット)の状態に戻していくアプローチをすることがほとんどです。

そのため、過去の問題について扱うことが多く、未完了となっている出来事や、クライアントが前に進むためのブレーキになっているものを洗い出して、改善していきます。

反対にコーチングは、0(フラット)の状態からプラス、プラスな状態から更に大きなプラスにしていくアプローチをすることがほとんどです。

自身の目標を達成するために、アクセルを踏んで突き進むことができる状態や習慣を作ったり、

抱えている課題を解決するためには、何をするべきかということに気付くことができるようになります。

2-2.ティーチングとの違い

ティーチングは、その名の通り、クライアントに知識やスキルなどを「教えること」。

コーチングは、クライアント自身が「気付くこと」を手助けすることです。

コーチングでは基本的に、コーチからクライアントに教えるということはしません。

前提として、クライアントの中に全て答えがあり、それに気付いていないだけだという考えがあるので、対話を通して「気付き」を与えるのがコーチの役割です。

コーチングとティーチングの違いについて、詳しく解説されている記事はこちら

「コーチング・ティーチング」とは?その違いから、効果的な活用方法まで、徹底解説!

2-3.コンサルティングとの違い

コンサルティングは、クライアントが抱えている問題や課題を解決することを目的とし、

それを実現するための専門的なアドバイスをしたり、コンサルタントの経験からくる知識や情報を提供することです。

そのため、クライアントの問題を解決するというゴールが一緒であったとしても、コーチングとコンサルティングはアプローチ方法が大きく異なります。

コーチングは、前述の通り、クライアントの中に答えがあるという考えのもと、コーチからクライアントへアドバイスをしたり、教えるということは基本的に行わないのです。

3.コーチになるための手順(ステップ)をわかりやすく解説!

この章では、コーチになるための手順を大きく4つに分けて、お伝えしていきます。

3-1.クライアント像を明確にする

まず1つ目は、「クライアント像を明確にする」ことです。

「どのようなクライアントへ、あなたのコーチングスキルを提供し、前へ進む手助けをしていきたいのか?」

ここを明確にすることは、コーチとしての軸を立てるために非常に大切なことです。

対象となるクライアント像を明確に決めることで、あなた自身に求められる知識や経験、人との繋がりなども同時に浮かび上がってくるはずです。

また、クライアント像を明確にしてコーチングをすることで、あなた自身のコーチとしての専門性や独自性を高めて、他のコーチとの差別化をする手助けとなります。

あなた自身がどの分野でどんなコーチになりたいのか、ということにも密接に関係していきますので、

最初のステップとして「クライアント像を明確にする」ことが非常に大切です。

3-2.コーチの資格を取る

2つ目は、「コーチの資格を取る」ことです。

1つ目の手順を通して、あなたがなりたいコーチや、そのコーチになるために必要なスキルや経験が明確になったと思います。

それらを学ぶためにも、あなたに適したコーチの資格を取ることが非常に大切です。

また、コーチの資格は民間資格であり、国家資格が存在しないからこそ、

どこの協会や団体、民間企業でコーチの資格を取ったのかということが、クライアントからの信頼や安心に大きく影響していきます。

そのため、資格を取得する団体を選ぶ参考にするためにも、コーチ資格の種類について、大きく2つに分けてご紹介します。

ICF(国際コーチ連盟)が発行している国際コーチ資格

ICFと呼ばれている、1995年に設立されたコーチング業界最大と言われている、非営利団体が定めた認定条件を満たすことで、取得できるコーチング資格

それぞれのコーチングスクール独自のコーチ資格

それぞれの民間企業や団体などが定めた認定条件を満たすことで、取得できるコーチング資格

コーチの実力が、資格や肩書だけで全て決まるわけではないですが、クライアントが安心できる材料の一つとして、

ICFで発行されている国際コーチ資格を取得しておくことをおすすめいたします。

3-3.実績を作る/経験を積む

3つ目は、「実績を作る/経験を積む」ことです。

コーチングを成功させ、クライアントに満足のいく結果を得てもらうためには、コーチとしての実績や様々な経験を積んでおくことが必須であると言えます。

コーチングは、クライアント自身の中に答えがあるという前提でセッションを進めていくため、

クライアント一人ひとりにそれぞれ適したアプローチや対話を広げていくことが重要です。

そのため、実践の場を通して得られる、生の経験を沢山積んで、どんどん実績を上げていきましょう。

初めは上手くいかないことがあったとしても、数をこなしていくことで得られる学びは沢山あるはずです。

また、実際にあなた自身がコーチングのセッションを受けてみる、ということも非常に良い経験です。

実際にコーチングを受けることで、クライアントの立場になって物事を考えるきっかけになったり、視点を変える経験もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

3-4.クライアントと契約する

4つ目は、「クライアントと契約する」ことです。

セッションの時間や回数、料金などを設定し、それらに納得いただいたクライアントと契約を交わします。

コーチングの入口として、初めは無料で相談会のようなものを開き、クライアントになりうる方と会話を通して、

求めているものを一緒に洗い出したり、コーチングの進め方を決めていくことも良いでしょう。

また、コーチングは、クライアントの同意や意志の強さが、結果に大きな影響を与えるケースがほとんどです。

だからこそ、契約の時点で、クライアントとコーチは双方向に働きかけ、共に前に進んでいくということを伝えておくことも良いと思います。

4.コーチになる前に知っておくべきこと

近年、コーチングの分野では、下記のようなことが言われるようになってきました。

  • コーチングの手法を使っても思うように成果が出ない
  • コーチングの手法は表面的でうまく機能しない
  • コーチングで及ぼせる効果には限界がある

このように、一般的なコーチングの手法だけでは、壁や行き詰まりを感じてしまうケースが増えている、という現状があります。

というのも、元々コーチングという指導方法は、基本的にポジティブな人を対象に設計されたものです。

心理状態がポジティブにある方に対して、コーチングは非常に有効なスキルとなりますが、

そうではない場合、壁や行き詰まりを感じてしまうケースが多い、というわけです。

また、一般的なコーチングは、カウンセリングやセラピーなどで扱う、変化を起こすための専門的な部分を、

心理に詳しくない一般の方にでも使えるように「簡素化」または「省いている」という側面があります。

結果として、初心者でも使いやすくなり、コーチングの手法は一般に大きく広がってきました。

しかしその反面、クライアントが心に傷を持っていたり、悩みが深い場合、コーチングを行っても効果を発揮するどころか、悪影響を作り出してしまう可能性さえあります。

従来のコーチングの手法を活用しても、思うような成果が得られないと感じた場合には、

クライアントのトラウマや心に持っているブレーキ、またはマイナスの思い込みを外すためのアプローチ、

すなわち心理の構造や脳と心のしくみについて、理解を深めていくことが大切なのです。

これらのことから、マイナスを0(フラット)に戻すアプローチであるカウンセリングのスキルを持つことは、他のコーチと差をつける重要なポイントとなります。

5.コーチを志す方へのご提案

本記事では、コーチとは一体どういうものなのか、

そして、コーチになるにはどんな手順を踏んでいく必要があるのか、ということをご紹介してきました。

コーチに興味をもち、志す方へ、私から提案があります。

多くのクライアントの手助けができる素晴らしいコーチになるためには、様々なコーチングのスキルや実践や経験を積んでいくことはもちろん、

対象のクライアントとなる方と強い信頼関係を築くことが非常に重要になってきます。

加えて、クライアントにより深い変容を与えていくためにクライアントの心理的マイナス面を解消するカウンセリングのスキルも大切です。

そんなコーチングのスキルだけでなく人との信頼関係をスムーズに築いたり、

セルフイメージを向上させ、心理的なマイナス面を解消するなど、

様々なことができるようになるのが、NLPという実践心理学です。

「実践心理学NLPとは?」

Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学。

元はカウンセリング手法として、心に深い傷やトラウマ(PTSD)を負った兵士たちの治療のために用いられ、

際立って効果を発揮したことから注目されるようになってきました。

現在では、心理学NLPの高い効果を得るために、

世界のトップビジネスシーンやスポーツの世界などでも幅広く活用されており、日本ではすでに2万人を超える方が学んでいます。

実践心理学NLPで学べる、NLPコーチングはコーチングの分野だけでなく、

カウンセリングの要素もかけ合わせたコーチングスキルを学ぶことができるので、

コーチングができるクライアントの幅が非常に大きくなることもポイントです。

また、当サイトを運営しているNLP-JAPANラーニング・センターでは、

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