普段の生活の中でコミュニケーションは、
欠かせないものになっています。
家族や友人と
コミュニケーションを取ることもあれば、
買い物をしていて、
店員さんとコミュニケーションを取ることも
あると思います。
そして、同じ内容を話しているのに
話す人によって相手の反応が違う、
ということはありませんか?
もしくは、一生懸命伝えているのに
なぜかうまく伝わらない、
そんなこともあるかもしれません。
そんなあなたに今回は、
コミュニケーション能力を高める方法を
ご紹介します。
目次
1.コミュニケーション能力とは
まず、コミュニケーション能力について簡単にご説明します。
コミュニケーション能力とは、「意思や感情などを相手に伝える時に必要な力」です。
大きく「言語・非言語」の2つに分類されます。
1-1.言語
コミュニケーション能力と聞くと、言語をイメージする方が多いのではないでしょうか?
直接会って口頭で話す際もそうですし、メールや手紙などにおいても言語は必要です。
伝えたい内容を正確に相手に伝えるためには、その状況や相手に合った表現が重要となってきます。
また受け取る側としても同じことが言えます。
相手が伝えたい内容を、正確に受け取ろうという姿勢も重要です。
1-2.非言語
先程は言語について紹介しましたが、実は非言語もコミュニケーションに重要となってきます。
非言語でのコミュニケーションの要素は
- ジェスチャー
- 声のトーン
- 抑揚
- 話すスピード
- 表情
等が挙げられます。
この中でも、声のトーンや話すスピードは、人によって違いが出てくる要素です。
自分と相手とも違いを見つけることも、コミュニケーション能力を高める一歩になります。
2.コミュニケーション能力を高める方法7選
1章ではコミュニケーション能力の種類についてお話しました。
ではコミュニケーション能力を高めるためには、どうしたら良いのでしょうか?
この章では、コミュニケーション能力を高める方法を7つご紹介いたします。
是非試してみてくださいね。
2-1.コミュニケーションが上手な人の真似をする
あなたの周りにコミュニケーションが上手な人はいますか?
身近な人かもしれませんし、もしかするとSNSで活動している人や、芸能人かもしれません。
あなたは、その人のどんなところにコミュニケーション能力の高さを感じるのか、言葉選びや話し方、聞き方など様々な観点で研究をして真似してみましょう。
コミュニケーションが上手な人の真似をすることは、コミュニケーション能力を高めることに繋がります。
2-2.バックトラッキングをする
バックトラッキングという言葉を、聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
バックトラッキングとは簡単に言うと「オウム返し」のことです。
例えば相手が「今朝、卵かけご飯食べたんだ。」と言ったことに対して、「卵かけご飯食べたんだね。」のように相手の言葉の一部をそのまま返します。
はじめは違和感を感じると思いますが、バックトラッキングすることで、「この人は自分の話を聞いてくれている」と信頼関係が築きやすくなります。
ポイントは「そのまま繰り返すこと」です。
例えば、相手が「家族」という表現を使ったことに対して「家庭」を返すと、ニュアンスが変わってしまいますので注意してください。
このバックトラッキングを繰り返すことで、相手の人は自分のことを「よく理解してもらえている」と感じてもらえるようになります。
コミュニケーション能力を高める上で必須のスキルです。
2-3.相手に合わせて話す(ペーシング)
コミュニケーションスキルの中には、「ペーシング」というものがあります。
ペーシングとは、コミュニケーションにおいて声のトーンや声の大きさ、話すスピードを相手に合わせることです。
1-2でお伝えしたように、声のトーンや話すスピードは人によって違いが出てくる要素ですので、相手の様子を観察し、このペーシングを行ってみてください。
人は自分と似た人に安心し、好感をもつ傾向にありますので、コミュニケーションに変化が現れるはずです。
相手の様子を観察せずに話し続けることは、相手にとっても、自分にとってもコミュニケーションが取りにくくなります。
例えば相手の話すスピードがゆっくりなら自分も合わせてゆっくり話す、相手の声のトーンが落ち着いているのなら自分も声のトーンを下げるなど、実践してみてください。
2-4.にこやかな表情で話を聞く
表情がコミュニケーション能力に関係しているの?と思った方もいるかもしれません。
間接的ではありますが実は表情にも効果があります。
あなたが話している時に相手が無表情・無反応な場合どう感じるでしょうか?
「話しにくいな」「ちゃんと聞いているのかな」と不安になる方も多いと思います。
では、にこやかな表情でうんうんと相槌を打ちながら話を聞いてもらえたらどうでしょう?
「ちゃんと聞いてくれている。」と安心できると思います。
このように聞く立場の表情や反応は、コミュニケーションに重要です。
にこやかな表情で話を聞くことは、相手からの信頼感に繋がり、コミュニケーション能力を高めることに効果があります。
2-5.「相手の反応がコミュニケーションの成果である」ことを知る
話したはずなのにうまく伝わっていないという経験はありますか?
コミュニケーションは相手が理解してやっと成り立つものですので、伝えただけで、本当に伝わっているとは限りません。
心理学NLPでは、「相手の反応がコミュニケーションの成果である」という言葉が出てきます。
これはコミュニケーションの一番大切な本質になります。
自分の言いたいことだけを話すのではなく、相手が正確に受け取れるように伝えることが必要です。
具体的には「相手に合わせた表現を使う」方法があります。
例えば新入社員に専門用語やビジネス用語を多用して一度で理解できるでしょうか?
社歴が長い方には、当たり前のように感じる言葉でも、新入社員には初めて聞く言葉の可能性があるのです。
ですからこの場合は、新入社員でも理解できるような言葉を選ぶことが、円滑なコミュニケーションに繋がります。
2-6.世代の違う人とのコミュニケーションを増やす
同世代の人と過ごすことや、コミュニケーションを取ることは、価値観が合いやすく居心地がいいと思います。
一方で、世代の違う人とのコミュニケーションは、居心地が悪く感じたり、何を話せばいいか分からないという人も多いと思います。
ですが、コミュニケーション能力を高めるという視点で見ると、世代が違う人とのコミュニケーションを増やした方が、多様性に触れることができ、話題も豊富になり対応能力が上がります。
これらの努力がコミュニケーション能力の向上に繋がります。
2-7.本を読んだり、講座に参加したりする
コミュニケーションに関する本を読んだり講座に参加したりすることも、コミュニケーション能力を高める方法として効果的です。
まず、本の魅力は手軽さです。
自分の好きなタイミングで場所を問わないことやいつでも読み返し、復習することもできます。
次に講座では、体験できることが魅力です。
自分を高めたいという仲間に出会え、学ぶことはもちろん、アウトプットすることでさらなる学びがあるかもしれません。
さらには講師に質問することで、その場で疑問を解決させることもできます。
最後に
ここまで、コミュニケーション能力を高める方法を、7つ紹介しましたがいかがでしたか?
既にご存知の内容もあったかもしれませんが、少し意識するだけでもコミュニケーションに変化が現れてくると思います。
興味を持てるものがあれば、試してみてください。
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この記事でご紹介しているバックトラッキングや ペーシングについても深く知ることができ、その場で実践しながら身につけることができます。
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